なんだか顔色が悪く見える……疲れているように見える……。そんな「くすみ」のお悩みはありませんか。くすみは、肌本来の透明感を奪い、見た目年齢を上げてしまう原因の一つです。しかし、諦めることはありません。適切なケアを行うことで、くすみは改善し、明るく澄んだ肌を取り戻すことができます。
この記事では、くすみの原因から、エステで受けられる効果的な施術、日常生活で取り入れたいケアまで、透明感のある肌を目指すための方法を紹介します。
くすみの原因とは
一口に「くすみ」と言っても、その原因は一つではありません。自分のくすみがどのタイプなのかを知ることが、効果的なケアへの第一歩です。
血行不良による青ぐすみ
顔全体の血行が悪くなると、肌に十分な酸素や栄養が行き渡らず、毛細血管が青っぽく透けて見えることがあります。これが「青ぐすみ」です。特に、冷え性の方や睡眠不足、疲労がたまっている時に現れやすい傾向があります。目の下にクマができやすい方も、血行不良によるくすみが関係している可能性があります。
ファンデーションを塗っても、どこか冴えない、不健康な印象を与えてしまうのが特徴です。
乾燥や角質による黄ぐすみ・茶ぐすみ
肌の乾燥は、様々な肌トラブルの引き金となりますが、くすみもその一つです。
乾燥によるくすみ……肌が乾燥すると、キメが乱れ、肌表面の凹凸が光を均一に反射できなくなります。肌がくすんで見えたり、ツヤが失われたりします。
角質肥厚による黄ぐすみ・茶ぐすみ……肌のターンオーバーが乱れると、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に蓄積してしまいます。
糖化による黄ぐすみ……体内で過剰な糖分とタンパク質が結びつく「糖化」という現象も、肌を黄色くくすませる原因の1つです。
くすみ解消に適したエステメニュー
セルフケアだけではなかなか改善しない頑固なくすみには、エステサロンでのプロのケアが効果的です。専門的な技術と機器、高濃度の美容成分を用いることで、くすみの原因に直接アプローチし、透明感のある肌へと導きます。
フェイシャルマッサージで血流改善
血行不良による青ぐすみに特に効果的なのが、プロの手によるフェイシャルマッサージです。巧みなハンドテクニックで顔全体の筋肉をほぐし、リンパの流れを促進することで、滞っていた血流をスムーズにします。
これにより肌に酸素と栄養がしっかりと行き渡り顔色を明るくする、老廃物の排出を促しむくみやくすみを軽減する、リラクゼーション効果でストレスによる血行不良も和らげるといった効果が期待できます。
ピーリングで古い角質を除去
角質肥厚による黄ぐすみや茶ぐすみには、ピーリングが有効です。ピーリングとは、肌表面に蓄積した古い角質を穏やかに取り除く施術です。
エステサロンでは、肌質や状態に合わせて、フルーツ酸（AHA）やサリチル酸（BHA）などの薬剤を用いたケミカルピーリングや、専用の機器を使った物理的なピーリングなど、様々な方法があります。
これによりゴワつきやくすみの原因となる古い角質を除去し肌のターンオーバーを正常化する、毛穴の詰まりを改善しニキビ予防にも繋がる、美容成分の浸透を高めその後のケアの効果をアップさせるといった効果が期待できます。
美白導入で肌の明るさアップ
紫外線ダメージやメラニンの蓄積によるくすみには、美白有効成分を肌の奥深くまで届ける導入施術が効果的です。
ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、プラセンタエキスといった美白成分を、イオン導入やエレクトロポレーション（電気穿孔法）などの機器を使って肌内部へ浸透させます。
これによりメラニンの生成を抑制し新たなシミやくすみを防ぐ、すでに生成されたメラニンの色を薄くする、抗酸化作用により肌ダメージを軽減し透明感を高めるといった効果が期待できます。
日常ケアとの組み合わせで効果アップ
くすみの大きな原因である「乾燥」と「紫外線」への対策は、透明感のある肌を保つための基本中の基本です。
徹底した保湿……洗顔後はすぐに化粧水で水分を補給し、乳液やクリームでしっかりと蓋をして潤いを閉じ込めましょう。
年間を通じたUVケア……紫外線は季節や天候に関わらず降り注いでいます。日焼け止めは毎日必ず使用し、SPF・PA値はシーンに合わせて選びましょう。
まとめ
エステサロンでのフェイシャルマッサージやピーリング、美白導入といったプロの施術は、くすみの原因にダイレクトに働きかけ、セルフケアだけでは得られない高い効果を実感できるでしょう。
エステの力で「なんだか疲れて見える」肌から卒業し、自信の持てるクリアな素肌を手に入れましょう。
